「私は彼らより優れている」を証明したい

強く憧れたり、尊敬している人のいるグループと接するとき、このような体験をしたことはありませんか?

 

477158初めは彼らをとても能力のある素晴らしい人だと思い、彼らに対しての尊敬の念を持ち、彼らと関われることがよろこびとなる。
そして、そのグループに属することで、自分もまた彼らのように特別な存在になれた気がして、積極的にそのグループに関わろうとする。

 

彼らのことを尊敬するあまり、心から自分のことを謙遜する。自分なんてまだまだだと思い、自分の行動を恥ずかしく感じ、彼らの真似をしたり、教えを請うことを喜んでする。

こんな態度が謙虚で可愛く映るため、彼らにも可愛がられ、尊敬される先輩と謙虚な後輩という構図が出来上がり、彼らの関係は良好となる。

 

その後、しばらくはその調子で楽しい時が続いていくが、それが段々と変化を見せ始める。
unsureどうして私がこんなに卑屈にならなければいけないのかと後輩が思い始める。
この人達にだって欠点はあるじゃない?よく見たらこの人達は完璧じゃない。私だけが彼らより低い扱いを受けるのは納得がいかない。私の方が出来ているところもあるし、そもそもこの関係不公平じゃない?
このように気持ちが変化していき、どんどん怒りが増長していき、彼らに対する考え方や姿勢が180度変わり、反抗的になる。

 

そうすると、彼らに対して「私だって出来る」と主張し、自分の弱さを決して見せずに完璧な自分のみを見せようとし始める。
angryしかし、経験が浅い分どう切り抜けて良いのか分からない場所で対応をスムーズに出来なかったり、まだまだ補いきれない経験や技術の足りない部分がどうしても出てきてしまうことがある。
そんな時も、「私だって出来る」と思っているので、彼らからの指摘や支援の声が「あなたはまだまだよ。」という批判の声にしか聞こえなくなる。

 

すると、私たちはより頑なになってこう思う。

「私は彼らより優れていることを証明しなければならない。」

 


 

最近、この流れをそのまま生きていて、そして今まさにグループの彼らに対して怒りで一杯になっている友人とワークをしました。

誰かのファシリテーションをすると、自分では見えないことが良く見えるのでとても自分の為になります。

 

彼女は、経験のよりある先輩に「あなたは一人じゃなくて誰かと一緒に作業することを薦めるわ。」と言われたことに対して怒っていました。

angry2「私は不当に扱われている。」「私たちは平等であるべきだ。」「他の人は皆一人でやっているのに、私だけがそんなことをしたら、お客さんに低く見られる。」「そんな思いをするくらいならこんなグループなんていたくない。自分のやり方で生きてやる!」

彼女の反応はこうでした。

そして、その先輩方と離れて一人でやっていこうと決意していました。
「私はこんな不当な扱いを決して許さない!」と。

 

 

これ、小さい頃の感覚に似ていますね。

許せな~い!

許せな~い!

大人の世界に入って、楽しくて嬉しくて大はしゃぎして、自分と彼らを同等だと思っていたのに、ある日、よく分からない理由で叱られたり、注意されたり、間違っていると指摘されて。自分は彼らより劣っている存在のように扱われていることに気づいて、自分にだってちゃんと出来る、自分は大人と同じようにちゃんと判断し、行動できるんだと主張したくなる。あの感じに。

おそらく、私たちの中にそれが残っているのではないかなと思います。
あの、「不当に扱われたショック」が、怒りが。

 

 

「私は彼らより優れていることを証明しなければならない。」

cryそうやって自分の誇りを守らないと、自分はだめじゃないって証明しないと。
小さい頃からの必死な思いを疑わずに、反応し続けている。

そしてどんなに辛くても誰も頼らずに、自分一人の力だけで乗り切ってみせると頑張り続ける。

 

 

「私は彼らより優れていることを証明しなければならない。」

本当でしょうか?

 

 

この思考、意識していないけれど信じている人多いような気がします。
もしも証明しないでよかったら、人生はどうなりますか?
もしも、意地を張って一人で頑張らなくても良かったとしたら?

 

みなさんももしよかったら問いかけてみてください。
マインドフルネスの状態で、この質問の答えを体験してみてください。
自分がどうなるのか、よく観察してみてください。(思考で行うのではなくて)

 

 

私の場合、「もしもその考えを信じていなかったら、私はどうなるか?」の答えはこうなりました。

relief彼らの指摘をありがたいなと思います。そうか、それならそのやり方でやってみようと彼らの提案にオープンになります。「絶対に彼らの指摘なんか聞くもんか!」という虚勢を張らなくていいので、すごく楽です。
また、可愛い後輩に戻って、でも自分を卑下することなく、謙虚にありがたく試してみようかなと思います。

 

実は、このようにこの考えがなければとても楽になることを知らなかったので、私の人生はずっと虚勢の張りっぱなしでした。
もし自分をこんなに苦しんでまで守らなくても良いならば、なんて人生は楽なのでしょうか。

この問いかけをして驚きました。
絶対に許せないと思っていた人たちを許したらこんな自由が待っているなんて。

 

彼女のファシリテーションをしながら、「すごいことに気づかせてもらえているな」と思っていました。

 

 

こわかったね。

こわかったね。

「私は彼らより優れていることを証明しなければならない。」

いいえ。

 

 

頑なな、私の中の何かが少し解けたようなワークでした。

 

 


GWの後半にワークショップを行います。

最大4名で行う小さなワークショップです。そのため、じっくりと色々なご質問にお答えしながら、皆さんの探求をサポートすることが出来ます。

上のような体験をみなさんにもしてもらえたらいいなと心から願っています。

hooray私はこのところ、とても深い探求を行っていて、アウトプットが少なくなっていました。
そんな中でのワークショップなので、みなさんとどんなお話が出来るのか、今から楽しみです。

来てくださいって書こうと思いましたが、うーん。何か違いますね。

来たいと思ったら来てください。そのタイミングだと思ったら。

 

気になった方はこちらを読んでみてください↓

 

ワークショップ東京

 

もうすぐGW始まりますね。旅も良いですね。素敵な時間をお過ごしください❤

 

吉田あき

 

 

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)