過食嘔吐と「私はダメだ」その2

前回の続きです。
過食嘔吐がどう「私はダメだ」という思いから始まって、どうなっていくかを図式化しています。

 

前回の流れをまとめると、自分が自分をダメだと思っていると、それを隠さなければいけなくて、その為にすごく頑張るけど、頑張り過ぎて動けなくなる。でも動けないと完璧でいられないので、動けるようになるために、何かが必要となる、というものでした。

では、自分を動かす為に何を必要とするのか?というと、

 

そう!食べるのです。食べることはよろこびをくれて、幸せにしてくれると信じているので、食べると動けるようになるんです。そうすると、仕事を完璧に頑張れたり、怒りを感じても爆発せずにいられたり、とってもいい人のように振る舞ったり、自分の目指す完璧を達成できる行動が取れるようになれます。とってもありがたい存在です。

 

しかし、そうすると新たな問題が出てきます。動けるようになったはいいけれど、食べると太るのです!
それはとても困ります。何故ならば、行動が完璧なのに、見た目が完璧ではなくなってしまうのからです!!!

 

完璧な行動をとるために、食べることは必要なのに、
食べることによって見た目が完璧ではなくなってしまう、ダブルバインド(二重拘束)がここに発生してしまうのです。
食べても地獄、食べなくても地獄の状態です。

 

そうすると、人間は賢いので、「そうだ!食べても太らないようにすればいいんじゃない?吐いちゃえ。」と新たな方法をみつけてくるのです。

 

※これを読んで初めてこの方法を知った方もいると思いますが、その方に警告です。
このやり方は本当に長くて辛い苦しみの始まりとなります。安易に始めないことを私は切にお勧めします。何年もやめられなくて逃れられなくて苦しむことになると思います。
私も昔、こういう方法を雑誌などで読んで、「なるほど!それいいね!」と安易に始めてしまい、本当に長い間苦しみました。
この記事は、今この苦しみの中にいる方に向けて書いているものです。この苦しみの道をあえてわざわざ選ばないでいられますようこの続きをよく読んでください。

 

さて、続きです。
こうして、「動く→疲れる→食べる」 という一連の流れに、「吐く」という行為も含まれてくると、その行為をしている自分をひどく恥ずかしいと思うようになります。ここで、新たな「ダメな私」の要素が生まれるのです。

 

ダメな私(恥じている) → 隠す為に頑張る → 疲れる → 食べる → 動けるようになる。

 

ダメな私(恥じている) → 隠す為に頑張る → 疲れる → 食べる → 吐く → 動けるけど、ものすごく惨めで恥ずかしさを感じる(より自分がダメな人間のように感じるようになる)

 

落ち込むと、どうなるのか?

また食べるんです。そして吐いて、また食べて、吐いて、どんどんどんどん、良い気持ちでいられる時間が少なくなっていくんです。自己嫌悪とそれから逃れるための食べる行為との間でどんどん自分が擦り減っていきます。

 

こうなると、もはや入口がどこだったのか、どうしてこうなったのか、よく分からなくなります。
そもそも自分がダメな人間だと思ったことが始まりだったはずなのに、過食嘔吐をしているから私はダメな人間なように思えるような気がします。

 

そうして、どうしたらいいのか分からなくなってしまいます。どうやったらこの無限ループから抜け出せるの?抜け出せる気がしないと、どんどん追い込まれていきます。

そしてこれが何年も続いていきます。この苦しみを感じたくなくてまた食べてしまうから。

 

次回に続きます。

 

よい日曜日を❤

吉田あき


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