過食嘔吐と「私はダメだ」その3

前回の続きです。

過食嘔吐がどう始まって、どう苦しみを生み、どう抜け出せなくなるかを前回までは図解しました。

これまでの記事はこちらから。
過食嘔吐と「私はダメだ」その1
過食嘔吐と「私はダメだ」その2

 

さぁ、食べないと「自分はダメだ」の呪いから動けないので食べたい、でも食べると太るし、だからといって食べてから吐くそんな自分はもっと恥ずかしい。食べても地獄、食べなくても地獄のこの無限ループにはまってしまうとどうなるのか、今回は描いてみました。

 

このループにはまると、段々無気力化してきます。
「どうせ頑張ったって私なんてダメなんだもん、一緒でしょ?」と投げやりになってもっと食べてみたり、もっと吐いてみたりと。
それでも人間ってどんな逆境でも生きられるように出来ているのか、次の朝にはまた頑張ろうと思ったりするのですよね。本当にけなげです。

 

それで上手くいっている時は調子いいのですが、ちょっとでもつまづくようなことが起きると、そこからは坂道を転げ落ちるような自責が待っています。「私はダメだ。」「私はダメだ。」「私はダメだ。」「食べたい。」「食べたい。」「食べたい。」

(これね、今過食嘔吐を例に取っているので、食べたいですが、これが「タバコ吸いたい」かもしれないし「お酒飲みたい」かもしれないし、「テレビ見たい」、「買い物したい」なんてことになることもあります。)

 

そうして、歯止めがつかないまま食べては吐き、落ち込み、また頑張ってみて、また落ち込み、と続けていくうちに、この状態に名前をつけるようになるんですよね。

病名だと「摂食障害」とか「神経性大食症」とかまた一般的には「過食症」とか「過食嘔吐症」とか。

 

すると、自分の問題はそれだと思ってしまうようになるのです。
「私の問題は過食嘔吐だ。過食嘔吐をしているから私は苦しいんだ。それをやめれば、楽になるはずだ!」と思うようになるのです。

鬱と一緒ですね。
病名が付くと、そっちが問題だと思ってしまう。

 

でも、そもそも始まりにあったのは「私はダメだ」の思いでしたよね。
それがあるから動けなくて、動くために食べて、それでこの状況になったのでしたよね?
ですので、今この状態は、原因(私はダメだという思考)からもたらされた結果ですよね。

その結果だけを改善しようとしても、そうなるに至った原因(思考)が変わっていなければ、どうなるのでしょうか?

 

続きます。

新たな一週間の始まりですね。よい一週間を❤

吉田あき


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