facebookの投稿に嫉妬してしまう
今日はある女性のセッションをご紹介します。
SNSが大流行している今、同じように感じている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
この方は、前々からfacebookやインスタグラムなどで、自分のイベントを告知する友達の投稿を見ることが苦痛でした。何故だか分からないけれど、彼らの自信たっぷりな宣伝文句を見ると胸が苦しくなり、嫌気が差し、facebookを見るのが嫌になってしまいます。
彼女は、そんな自分は器が小さい。友人の活躍を喜んであげなくてはと、自分の違和感に気づかないふりをして日々を過ごしていたのですが、最近もう我慢が出来ないほど嫌な気持ちになるということでセッションを受けてくださいました。
まずは、そのとき、どんな気持ちになってどんな感覚を体で感じるか聞いてみます。
胸がむかむかして、気持ち悪くて、嫌悪感を感じます。大嫌い!と思います。
それはどうしてですか?
偉そうだから。自分のことを何も疑っていなくて自信満々だから。自分は私より優れていると思っているから。
この人にどうして欲しいですか?
自分のことをもっと疑ってほしい。私を脅かさないでほしい。告知するのをやめてほしい。
ではAさん(セッションを受けてくださっている方)が嫌な気持ちにならないために、Bさん(facebookに告知する人)は、何をするべきですか?
自分がそれほどすごいのかどうか自分のことを疑うべきだ。自分はそこまですごくないということを認めるべきだ。自分の弱さを隠すべきではない。
お気づきでしょうか?
セッションでは質問をしながら、何が一番自分を嫌な気分にさせているのか、相手に何を求めているのか、相手はどうすべきだと思っているのか、自分がそのことにどんな思いを持っていてどんな気持ちになっているのかをお聞きしていきます。
話しているうちに、自分の中にあったもやもやの正体が何なのか分かっていくようになります。
一体どうして相手に怒っているのかが分かったら、それを問いかけていきます。
「Bさんは偉そうだ」それは本当でしょうか?
はい。本当です。
その考えが絶対に正しいと言い切れますか?
いいえ。絶対ではないです。
とこのようにセッションは進んでいくのですが、全部書き出すわけにはいかないので、ここから要略しますね。
この考えを信じていながらBさんの投稿を見るとどういう気持ちになるのか、どういう反応が現れるのかという質問にAさんは、
自分を小さく感じます。腹が立ちます。馬鹿にされている気分になるし、私が何も出来ていないことを思い知らされて悲しくなります。その悲しさはおなかの中で感じてのどがきゅっとなります。
小さい頃、私が末っ子だったから学校で学んできたことを姉たちに報告すると「今頃そんなこと知ったの?私たちもうずっと前から知ってますよけど。」と言われた時のことを思い出します。
そのくせ自分が新しい知識を得てきたときはすごく偉そうに「A、こんなこと知らないでしょ?」と自慢されました。あの嫌な感じを感じます。
あの時から私は勝たなければならないのだと思うようになったみたいです。あの時、絶対にもう誰にも負けるものかと思いました。
人より多く知識を身につけて、人よりすごい人にならなければいけないと、私すごく勉強しました。姉たちにはその後勉強で勝ち、学歴で勝ち、常に優越感を感じて生きてきました。
これを私、他の人にもしていたんですね!
ずっと誰にも負けてはいけないと、私に言い聞かせていました!
だからBさんの活躍を見て、悔しいし悲しいし、腹が立つんだ!
ああ!そうか!!!
実際にはもっと時間をかけてこの気づきが出てきたのですが、(セッションは急ぎません。自分の中の答えをゆっくりと待ちます)自分がずっと戦闘モードでいたことに気付いたAさんは、それをもうしなくていいことに気付きました。
そして、Bさんに対して「勝たなければいけない」という思いがなく彼女の投稿を見たら、Aさんは「全く何も感じません。彼女の活躍と私の活躍は別物だし、むしろがんばってるなと応援したいくらいです。そして私も頑張ろうとやる気になりました。」との答えが返ってきました。
どうでしょう?皆さんの中にも無意識の内に、戦闘モードが埋め込まれていませんか?
もう戦わなくていい
なんて自由なのでしょう。私まで自由を感じさせてもらえるセッションでした。
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