よしだあきの思い
過去のブログを整理していたら2016年に書いた記事が出てきました。
読んでいたら愛おしくなったし、私が今伝えたいことも言っているので
せっかくなのでちょっと読みやすく編集してそして今の思いも書き加えて、アップします。
いつも、同じ場所を堂々巡りしているような気がする…。
生きるのが下手で、どうしていいのか分からなくなる…。
のどに詰まったしこりが痛いけど、どうしていいのか分からない…。
ほんの少しうまく進めたのに、また、同じ場所に帰ってきたような気がする…。
結局、自分の人生、どこにも行き着けない、つらくて長い終わりのない旅なんだ…。
私って生まれてきた意味があったのかな?
私ってこの世の中に必要とされているのかな?
これは、私自身の心の声です。
そうです。私は、今完全に自由を感じ、人生を生きるのが楽で、全ての問題が片付いた
夢のような人生を歩んではいません。
どちらかとうと、まだまだ問題は山積みで、一体どこから手を付けたらいいのかと途方に暮れているくらいです。
(2020年の今は、大分落ち着き、問題があっても安心していられるようになりました。)
「え?バイロン・ケイティのワークを長年やってきて公認ファシリテーターにまでなったのに、そんな感じなの?
なんだかがっかりだわ〜。」と思われる方もいるかもしれませんね。
実は、私自身もちょっとそう思っています。笑
「ああ、このエリアが大分楽になったなぁ!」と思ったら
夫婦関係がおかしくなったり、忘れていた恐怖感がいきなり表れたり!
その度に、「あちゃー。わたしってまだまだたくさんの思考を信じていて、
とらわれているのだなぁ~」とがっかりしたりします。
でもね、そのスタンスこそ私の苦しみの原因だったのです。
「幸せにならないといけない」
「なんの苦しみもこわさも感じず、心が静かな状態になるのがゴールだ」
「苦しい思考は全部敵!それらは全部排除しよう!」
そんなこと、出来るわけないんです。
人間には、たくさんの感情と感覚の記憶があります。
それにたくさんの意味がついていて、それらを信じているとき、私達は苦しみます。
だからって過去のすべてを消してしまうことは出来ないし、
夜中にふとわき出るどこからやってきたのか分からない不安がなくなることはない。
世の中から死がなくなることはないし、天災が起きない日はやってこない。
そんな時に大切なのは、
「反応しなくなること」ではなくて、
怖いという反応はするけど、大丈夫だと気づくこと。
反応しなくなる機械のような人間になることを目指していたから苦しみが
より強まったのです。
苦しくていい!
子供の頃の無邪気に信じてしまった思考のパターンや感情、身体の感覚を責めたところで誰も楽になりませんよね。
苦しくていいんです。だって、そこに無邪気に自分の思考を信じた可愛い自分が待っているだけだから。
その子が大きな声で泣いているだけだから。
その子に「泣きやみなさい!どうしていつまでもしあわせにならないの!?」と怒鳴りつけたところで、その子はちっとも楽にならないのです。
バイロン・ケイティのワークが連れてきてくれたところ
バイロン・ケイティのワークは、少しずつ何年もかけて、
私とその子が仲直り出来るところまで連れてきてくれました。
大人の私が力づくで、泣いている子供を泣きやませようとするのではなく、
共に歩んでいくために、子供の話を聞いてあげる、
その心の余裕を作ってくれるようになりました。
時間がかかっても大丈夫
私は、「早く楽にならなければいけない」と思っていたから
落ち込んだり、嫌な気持ちになると、自分を責めて苦しんでいました。
でもね、本当に大丈夫なんですよ。
人生、誰かと競争しているわけではないんです。
他の人と同じ人生を歩むのが私たちの目的ではないのです。
だから、深呼吸をして、こわい思いがまたやってきたら、
落ち着いてひとつひとつの思いに向き合えばいいんです。
安心してくださいね。
それでは、明日は2016年の記事の後編をお送りします。
写真提供:lisa runnelsによるPixabayからの画像 Cheryl HoltによるPixabayからの画像
個人セッション
よしだあきが行う心のカウンセリングセッション。
バイロン・ケイティのワーク、パーツワークなど様々な手法を駆使して行う個人セッションは、あなたの苦しみの原因をみつけ、そこにアプローチしていきます。
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