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瞑想って何?

瞑想って何?

こんにちは。

今日は瞑想について書きます。

 

私にとって瞑想とは「自分の思考の声に無意識に付いていかないこと」を意味します。

 

もちろん、座って姿勢を正して目をつぶって行った方が瞑想はやりやすいです。

でも、目を開けて日常生活を送りながら瞑想はいつでも行うことが出来ます。

私たちは常に、思考と共にありますよね。

眠っているか気を失っているとき以外は。

 

いわゆる瞑想と言われる状態で座っている時も、思考は絶えず私たちの頭の中を流れています。

「よーし、瞑想するぞ。意識を呼吸に集中させて…。あれ?意識を呼吸に集中させるってどうやるんだろう?スーハー、スーハー。こんな感じかな。よく分からないな。あー、なんて書いてあったかな、あの本には?えーっと目を閉じて、心を落ち着かせて、えーっと…。」

なんて感じで。

 

 

そして意識しなければ、私たちは自分の思考の声をそのまま信じて、それにそのまま反応します。

「この人はなんて意地悪なんだ!」

そう思ったら怒り、

「今日の私はラッキー!」

そう思ったら喜ぶというように。

だから私たちは、同じ思考パターンを繰り返します。

「私ってほんと、ダメだなぁ」が思考の癖になっている人が意識することなく、「私は素晴らしい!」という思考を選ぶことはほぼないでしょう?

 

そして意識しなければ、なにか出来事が起きるたびにその思考は強化されていきますよね?

試験に落ちた。→ ちゃんと勉強しなかった私ってダメだなぁ。

恋人がいない。→ 全然モテない私ってダメだなぁ。

お金儲けができない。→ 私ってほんとダメだなぁ。

好きな人が出来た。 → でも、私ってダメだからきっと今回もダメだよ。

夢に挑戦しよう。 → でも、きっとまたダメだよ。

というように。

「私ってダメだ」という思考を持っている人は、事あるごとにその思考を思い出し、その思考を強化していきます。

 

 

これは自分の人生なのに、自分には人生の脚本を変える選択肢を持てない映画を見せられているようなものです。

 

人生に無力さを感じて、生きるのが嫌になってしまうのはこの仕組みのせいです。

自分の思考パターンを変えることが出来ない=ずっと同じ思考を信じ続けること。

つまり、「私の人生最悪!」そう信じている人は、ずっと「最悪」の人生を生き続けることになるのです。

 

だってそう信じているのだから。

どんなに本当は素晴らしいことが起きている人生だとしても、思考がそれに気づくことをブロックするからです。

 

これは、引き寄せの法則や思考が現実を引き寄せるという類のことを言っているのではありません。「自分の人生最悪だ」と思っているからその人の人生が最悪に「なる」のではなく、その思考のせいで自分の人生の良い点を全く見ることができなくなり、結果最悪に「しか」見えないということを言っています。

 

全く同じ境遇にいるのに、1人は自分のことを最高に運の良いやつだと思い、もう1人は自分は人生で一番不幸なやつだと思うのは、こういう理由からです。

瞑想は、無意識に思考を信じ、無意識に反応し、無意識に同じ思考を強化する人生の映画において、一時停止ボタンのような役割をします。

 

「私って本当にダメだ!」

その声が聞こえたときに、一時停止ボタンを押して、「それって本当?」と聞くことによって、無意識の、反射的な反応を一時止めることが出来ます。

 

ヴィパッサナー瞑想では、「ヴィパッサナー瞑想は、嬉しいことに執着しない、嫌なことを嫌悪しない修行だ」と言っています。

 

そう聞くと悟りを得て何にも反応しない味気ない人生を推奨されているような気がしてしまいますが、そうではなくて。

人間は皆、嬉しいことには執着し、嫌なことは忌み嫌うよう反応するのが普通だから、瞑想を行うことにより、その反射的な反応を一時停止してみる。

すると、色々起こり過ぎな人生に一時の静けさが訪れる。

そうすると生きるのがもっと楽になる、シンプルになる。

 

そういう意味だと思います。

一時停止ボタンを押し、自分の無意識の思考パターンに気づき、その思考が本当か問いかけ、その思考を信じているとどういう反応をしているのかを観察し、もしもその思考を意識的に信じることをやめたならどうなるかを体験し、その思考と真反対のことも実は自分の人生で起きているのではないかをみつける。

 

それが、バイロン・ケイティのワークでやっていることです。

「自分の人生最悪だ」と信じている人の例で言うと、

 

一時停止ボタンを押し → 感情的になっていたり、反射的に自傷、他傷行為を行っている時、深く呼吸をし、呼吸を整え、目をつぶり静かに一度立ち止まってみる。座る。

 

自分の無意識の思考パターンに気づき → 今自分がどんなことを信じているからこんなに感情的になっているのかを時間を取って意識的にみつける。

 

その思考が本当か問いかける → 「私の人生最悪だ」その考えは本当に本当なのか?自問する。可能なら目をつぶり静かに座ったままで。

思考の反射的な声にだまされずに、じっと自分の中から出てくる本当の声を待つ。

 

その思考を信じているとどういう反応をしているのかを観察する → 悲しくなる、嫌な気持ちになる、投げやりになる、何もやりたくない、どうせ頑張ったところで良いことが起こるとは思えない、だから自分が嫌い、周りが嫌い、どこをどう変えたらいいのか分からない、ただ何もせずこの部屋で誰にも気づかれずにひっそりと生きていきたい。

 

その思考を意識的に信じることをやめた自分を体験する → 意図的に、その考えを敢えて信じなかったなら?楽かも。今までずっと同じ思考パターンで生きてきたから新鮮。あれれ?呼吸がしやすい。そんなことを体験する。

 

その思考と真反対のことも実は自分の人生で起きているのではないかをみつける → 「私の人生が最高!」である理由をみつけてみる。例えば五体満足で生きていること。住む家があること。両親が元気なこと。携帯を持っていること。学校で学んだ知識があること。等々。自分が「最悪な人生」だと信じていたから見逃してきた人生の「最高」な部分に目をやってみる。

 

 

バイロン・ケイティのワークは、その一連のステップが質問という形で用意されているので、淡々とそれに従って瞑想を行うことが出来ます。

 

この習慣が身に付いてくると、今まで反射的に反応していたことに、一時停止ボタンを押して、反応しなくなることができます。

 

自分の思考の声に、無意識に付いて行くのをやめ、

意識して、新たなる思考を選ぶことができるようになるのです。

 

 

あなたの人生、最高ですか? それとも 最悪ですか?

 

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