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ずっと使い続けているけど役に立たない方法

ずっと使い続けているけど役に立たない方法

皆さんは、いつも信じているし、それが本当なのか考えたことなどない思考に気づいていますか?

ひっかけ質問みたいですね。

 

私の体験では、いつも信じていて、それが本当なのか考えたこともない思考は、ほとんど気づくことはありません。

だから、本当はもう役に立たない思考でも私たちは気付かずに信じ続け、それに従って人生を生きています。

例えば私の例ですと、自分を責めることが物事の解決方法だと長いことずっと無意識のうちに信じてきました。

 

これはおそらくこのような体験で学んだのだと思います。
学校で先生に怒られて悲しかったことを母親に話すと、「どうして怒られたの?」と聞かれ「先生の質問がよく分からなかったから。」「どうして分からなかったの?」「○○ちゃんに手紙書いてたから。」「じゃ、あんたが悪いよ。怒られて当然。」「う。そうなんだけど…。」「けどもだってもないでしょう?あんたが悪いんだから次からは気をつけなさい。」

 

母親に話したのは悲しかったことを慰めてほしかったからだと思うのですが、母親に自分が悪かったことを指摘されて、「そうだよね。私が悪いんだよね。もうこんな嫌な思いしないように、次からは予防しないと。きちんと真面目に話聞かないと。」と学びました。
自分が悪いから怒られる。怒られないようにするためには、悪くならないよう気をつけなければならない!

 

そう学び気をつけて暮らすのですが、そこは子供、何かに気を取られてまた先生の話を聞けなかったりする時がやってきます。
こうなると母親理論に戻り、私が悪かったから怒られたと思い、「ばか!なんで先生の話ちゃんと聞いてなかったの!?もう!私のせいでまた怒られちゃったじゃん。大嫌いだよ!」と自分を責めます。

 

誰も「自分を責めれば、次からは気をつけて安全になる」なんて教えなかったけれど、私の中ではそれが真実になりました。

間違いをする→自分を責める→次は気をつけられるようになる=安全。という公式が出来上がってしまったのです。

 

だから、何かあったらまずは自分を責める!というやり方を私は長年使い続けることになりました。

でも、自分を責めなくても、間違いを正すことは可能ですよね?
間違いをする→気づく→次は気をつける→安心
でいいですよね?

 

それに気づいたら、やめることが出来ます。でも気付かないと延々と同じことを繰り返します。

こんな風に、自分の中ではなぜかそれが当然の真理となってしまっているけれど、気づいていない思考というのはたくさんあります。

 

嫌な思いしないように、本当の気持ちは言わない、とか

目立つと嫌な思いするからなるべく目立たないようにしていよう、とか。

ある方は、過去に起きた嫌な思いをもう二度としないためには、そのことを一旦思いだして苦しい思いをしてから、未来を予防する、という方法を取っていました。

 

実は、この方法はかなり多くの人が無意識のうちに採用している思考ではないかと思います。
でも、もう嫌な思いをしたくないのであれば、過去のことをもう一度思い出す必要は本当はありません。
わざわざ嫌な思いを再体験しなければ未来を予防できないというのは本当ではありませんよね?

 

 

もしも、過去を思い出さなければ、恐怖も上がってこないので、未来は怖くはありません。過去を思い出すからこわいのです。恐怖は常に過去を見て、未来を想定することから生まれます。

 

過去にも、未来にも行かなければ、恐怖は本当はありません。

ただ、自分が無意識のうちに信じてしまっている思考は、それがどんなに役に立っていなくても、それを持っていることに気づかないし、気づかなければそれが役に立っていないことにも気づけません。

 

私たちが苦しむ時には常にこういう無意識のうちに信じている思考が関与しています。ワークをしていると、こういう水面下の思考に出会うことがあります。これに出会うことが出来ると、最初はショックですが、とてもラッキーです。

 

なぜなら、今やその思考は自分の意識下にあるからです。
つまりそれを信じるか信じないかの選択肢は自分にあるからです。

私たちには、いつだって役に立たない思考を信じない選択肢があります。
ただ、そう思えないときは、それを深く深く信じているからです。

その時は、その深く信じている自分を理解します。どうしてそう信じるようになったのか、どうして今もそれを信じ続けているのか?
もしも、それを信じていることが苦しみを生んでいるのであれば、この思考を信じ続けたいのか、それとも手放したいのか?

 

自分に尋ねてあげることが大切です。
力づくでは決して、たとえどんなに役に立たない思考であっても、その思考を信じないということは選べません。本当に納得して、自分で選び直さなければそれはただのゲームになってしまいます。

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